変化と視点
- 放課後等デイサービスブルースター

- 3 日前
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更新日:2 日前

正月は一瞬で過ぎていき、気がつけば2月となり新学期がもう見えてきましたね。
今回は、利用者様の変化とそれに関わる職員の視点について書いてみました。
日々、子どもたちと関わっていると、「変化」という言葉について考えることがあります。
変化というと、できなかったことができるようになる、苦手が克服される、といった分かりやすい成長を思い浮かべがちです。もちろん、それも大切です。ただ現場にいると、「これは本当に変化なのだろうか」と首をかしげたくなる場面にも、よく出会います。
以前は、ある子どもの行動を見て「落ち着きがない」「集中できていない」と感じていたことがありました。
席を立つ、周囲を見回す、別のことに意識が向く。
支援の現場ではおなじみの光景で、正直なところ、一日が始まって数分で遭遇することもあります。
ところが、ある日その子の様子を少し引いた視点で見てみたとき、見え方が変わりました。その子は注意が散っているのではなく、周囲の音や動き、人の気配をとても敏感に感じ取っていただけだったのです。
感覚過敏という言葉で説明されることもありますが、簡単に言えば「情報をたくさん受け取ってしまう状態」です。
大人で言えば、静かなカフェで仕事をしたいのに、隣で電話会議が始まったような感覚かもしれません。それに気づいてから、関わり方を少しだけ変えてみました。
声をかける距離やタイミングを調整し、環境をできるだけ整理する。いわゆる環境調整と呼ばれる関わりですが、何か特別な道具が出てくるわけではありません。
すると、不思議なことに、これまで「困った行動」と見えていたものが、その子なりの工夫や自己調整のように感じられるようになりました。
子どもが急に変わったわけではありません。変わったのは、こちらの見方だったのだと思います。私たちは、ときに「正しく見よう」とするあまり、知らず知らずのうちに自分の基準で測ってしまいます。
けれど、視点が変われば、同じ行動でも意味はまったく違って見えます。
問題として見るのか、背景を想像するのかで、関わり方も、その子の安心感も変わってきます。
放課後等デイサービスは、子どもを変える場所というより、大人の見方が少しずつ柔らかくなる場所なのかもしれません。
今日見えている姿が、その子のすべてではない。明日になれば、また違う一面に出会うこともある。
そんな当たり前のことを、毎日あらためて教えてもらっています。
(文責:放課後等デイサービスブルースター 熊谷)




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