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プロフィール

登録日: 2022年5月10日

記事 (52)

2026年2月1日2
変化と視点
正月は一瞬で過ぎていき、気がつけば2月となり新学期がもう見えてきましたね。  今回は、利用者様の変化とそれに関わる職員の視点について書いてみました。  日々、子どもたちと関わっていると、「変化」という言葉について考えることがあります。  変化というと、できなかったことができるようになる、苦手が克服される、といった分かりやすい成長を思い浮かべがちです。もちろん、それも大切です。ただ現場にいると、「これは本当に変化なのだろうか」と首をかしげたくなる場面にも、よく出会います。  以前は、ある子どもの行動を見て「落ち着きがない」「集中できていない」と感じていたことがありました。   席を立つ、周囲を見回す、別のことに意識が向く。  支援の現場ではおなじみの光景で、正直なところ、一日が始まって数分で遭遇することもあります。  ところが、ある日その子の様子を少し引いた視点で見てみたとき、見え方が変わりました。その子は注意が散っているのではなく、周囲の音や動き、人の気配をとても敏感に感じ取っていただけだったのです。  感覚過敏という言葉で説明されることもありますが、簡単に言えば「情報をたくさん...

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2026年1月11日2
クリスマス会
あけましておめでとうございます。 新年のご挨拶とあわせて、昨年末に行われたクリスマス会の様子をお伝えいたします。  当日まで内容を知らなかった子どもたちでしたが、「今日はクリスマス料理を作るよ」と伝え、それぞれの役割を説明すると、驚くほどスムーズに調理を始めていました。 始めは少し緊張した様子も見られましたが、徐々に表情もやわらぎ、職員の話や動きをよく見ながら、一つひとつ確認しつつ作業に取り組む姿が見られました。  用意された材料だけでは、最初は何ができあがるのか分からなかったようですが、作業が進み完成形が見えてくるにつれて期待感が高まり、表情も一層いきいきとしていきました。 途中からは役割の枠を越えて、「こっちやってもいい?」「こうしたらきれいになるよ」と、自分の考えを言葉にしながら、友だちや職員と関わって調理を進める姿も見られました。  調理の合間には「次にやることはありますか?」「ヒマになちゃったな―」とサボることもなく何かをしたいという意思を伝え、自ら片付けを手伝う姿もあり、場の様子を見ながら行動しようとする姿勢が感じられました。...

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2025年11月30日2
クオリア
冬の気配が深まり、空気が澄み渡る季節となってまいりましたね。    何かの珍妙な生き物の名前かと思われた方、申し訳ありません。(画像のクリオネはただ言葉が似ていただけです…)  今回の主役は触角も尻尾もない、けれどなぜか私たちの世界の見え方を左右してしまう不思議な存在“クオリア”、つまり主観的な感覚です。感覚質とも呼ばれているようですね。  どうしてこの言葉に惹かれたのか。福祉の現場にいると、ときどき「え、同じもの見てるよね?」「あれ、まさか今言ったことが通じていない…」と確認したくなるほど、利用者様と自分の感じ方の違いに出会うことがあります。  そのたびに胸の内側で小さくひねくれた声がつぶやくのです。「なんでなんだろう?」と。そんな悶々とした日々のすき間にひょいと現れたのが、このクオリアという言葉でした。  名前を知っただけなのに、見えるものが一枚増えたような安心があったんですね。自分にとっての“赤”が、他者にとっては“夕暮れの朱”かもしれない。雑音が針の雨みたいに感じる人もいれば、逆にそれが落ち着く人だっている。  こうしてみると、人の世界ってひとつの見え方ではなく、無数のも...

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放課後等デイサービスブルースター

放課後等デイサービスブルースター

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その他
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