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ネガティブ・ケイパビリティのその後

株式会社ブルースターは2026年で7年目を迎えました。

利用者さんとの出会いを考えると10年一緒に歩んできた方も数名います。

彼らと一緒に日々を過ごしていると「十年一昔」とも「十年一日の如く」とも両方の感覚を覚えます。


利用者さんお一人おひとりについて毎年書き綴っているノートがあります。

それらを読み返すと、彼らの変化の様子がつぶさに読み取れます。書いていたその時々では分からないことも、振り返ることで

こんなことが出来るようになったのか

こんな発言や行動があったのに消失している

こんな感情が湧くようになったのかと・・・枚挙に暇がありません。



2023年4月のブログで「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉について

お話させていただきました。あれから3年の月日が経ちました。巷でもだいぶこの言葉を聞くようになりました。色々な方が本も出版されています。


改めて「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、

「答えがすぐに出ない不確実な状況や謎めいた事態に直面した際、

性急に事実を求めず、その曖昧さや懐疑の中に「留まる」ことができる能力」(AIによる説明)


この状態を一人で抱えることは本当に苦痛を伴うことが多いです。

利用者さんの人生に寄り添う時、


「なんで〇〇ができないんだろう」

「どうして、そういった思考になるんだろう」


スタッフ間で、何度も口にする言葉でした。

彼らの思考や行動の「あたりまえ」を理解すること。

たとえ理解しきれなくても、否定しないこと。そこからスタートしなければ特性(障がい)がある上に虐待されてきた彼らを「知る」ということは出来ません。今でも現在進行系で理解したいと悪戦苦闘の日々です。


また、スタッフ自身の中でも「ネガティブ・ケイパビリティ」が常に発動されていました。

〇〇さんには心を許しているのに、なぜ私はダメなのか。

◇◇さんの話は聴くのに、なぜ私は聴いてくれないのか。

◎◎さんと私の何が違うのだろうか・・・

△△さんへの伝え方は間違っていたのだろうか、正しかったのだろうか。


スタッフたちは日々、目の前にいる彼らと自分の支援方法、ひいては自分の生き方を見つめ直してきました。


何年経っても(10年経った今でも)、「正解」というものはわかりません。

それでも「ネガティブ」とされる時間を共にすることで、少しずつ彼ら自身が変化を遂げていることは感じられるようになってきています。


『生きる』という行為は、ネガティブ・ケイパビリティの連続だと改めて感じています。

今年もスタッフ一人ひとりの強味を活かしつつ、利用者さんもスタッフ・経営陣も【孤立しない運営】を目指していきたいです。






【文責:花岡】

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