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ご寄付あっての研修(スタッフの心を守る組織)

一気に秋の気配が増していますね。街の木々も色づき、ホームの食卓では柿・さつまいも・かぼちゃ等秋の美味しいものが並び始めています。今朝のブログでは、ゲストの方にもコメントいただいておりますので少し長めですが、どうぞ最後までお付き合いください🎵



今年のブルースターの虐待研修のテーマは「NVC(ノンバイオレンスコミュニケーション)を中心としたやり取りを学ぼう」です。その延長線上で、スタッフ間のコミュニケーションがどうしたら深まるのか、トップダウンの組織ではなく自ら考えて動ける組織を作るにはどうしたらか良いのかということをグループホームすずらんでは考えるようになりました。


それは、すずらんの利用者さんの中には、被虐待児(者)であった方の割合が多く、日々の支援業務は心身共に大きな負担をスタッフ自身が背負うからです。生と死のギリギリのところで生きている方々に寄り添うことは組織としての強さや柔軟さを構築していかないと、日一人一人への負担が相当なものとなり、時にチームとしての望んでいない軋轢が生じることとなります。

組織を立ち上げて6年。今年はスタッフの心のケア、成長をさらに増進させるために研修の数を昨年よりも増やして行っています。


その中心として動いてくださっているのが、一般社団法人COMHCa様です。

担当の眞嶋様・今回の研修では精神科医のエミさんも加わってくださり、すずらんのスタッフ同士が「安心安全な環境の中で働けるには」ということをNVC的な観点やCOMHCa的な観点から研修を導いてくださっています。


【一般社団法人COMHCa 真嶋信二様からのメッセージ】

『人のケアに携わる人や組織こそ、十分なケアを受けることが大切です。

なぜなら、誰かの深い心の痛みは、そばで支える人の心にも強く深く影響を及ぼすからです。深い心の傷つきが癒えるには時間がかかります。その間、ケアをする人は、相手の痛みを感じながら、温かく包み込む、心のこもった関わりを続けることが求められます。

けれど、それを続けるのはとても大変なことです。だからこそ、「ケアする人」もケアされることが必要なのです。


では、そんな“ケアする人や組織”には、どんなサポートが必要なのでしょうか。


虐待など、過酷な状況の中で生きのびるために、人は心や体を守ろうとする特別な反応を示すことがあります。それは「トラウマ反応」と呼ばれます。

実は、人を支える立場にある人や組織の中でも、同じようなことが起こるといわれています。いつ何が起こるか分からない不安や恐れ、緊張の中で、知らず知らずのうちに感情のコントロールが難しくなったり、コミュニケーションがしにくくなって、あらぬ誤解や衝突が生まれてしまったりするのです。だからこそ、そうした反応を皆で理解し、適切に対処していくことが、とても大切な「ケアのケア」になります。


COMHCaでは、メンタルヘルスの実践や考え方を土台に、「誰が悪いのか」を探すのではなく、「何が起きたのか?」を一緒に見つめ、学び合う、対話と協働を大切にしています。

そうした仕組みや文化があることで、安心して話し合い、協力しながらみんなで前に進むことができます。


心のこもったケアは、人と人の間に癒しや変容をもたらします。そこには愛と感動があふれています。ブルースター様は、そんな温かく心のこもったケアを長年に渡り続けていらっしゃいます。その素晴らしい取り組みがこれからも続き、広がっていくことを願って、私たちも心から応援させていただいています。』



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真嶋さんからの温かいメッセージありがとうございます。

このようにCOMHCa様と毎年業務提携できているのは、毎年、変わらずご寄附をくださっている方々がいるからです。一年間のスタッフ研修・一人ひとりのスタッフの心のケア(カウンセリング)を担っていただくためには費用が必要です。その大切な費用はご寄附から賄っているという現状があります。


スタッフの研修や、ホームや放課後デイサービス内での大きなイベントの費用など、ご寄附を利用させていただいている場面は一年のうちに何度もあるのです。

6年間ブルースターを運営する中で、金銭や品物に限らず様々なご寄附やアドバイス(プロボノ)してをくださっている方々には心より御礼申し上げます。


そしてこの物価高の中、スタッフを守るためにも、利用者さんのQOLを上げるためにもご寄附はとても貴重であります。どうぞ今後とも株式会社ブルースターをよろしくお願い申し上げます。



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【文責:花岡】





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