top of page

使いやすいように☆

梅雨に入りジメッとした日が増えてきました。雨の日のブルーな気分に負けずに明るく頑張っていきましょう!グループホームすずらんの中根です♪



本日は、利用者のKさんとリュックの中の整理整頓を行ったお話をしたいと思います。



日頃からある程度の持ち物の整理整頓は、一緒にやらせていただいてはいるのですが、忘れ物や落とし物が増えてきたので、もう少しKさんが使いやすい方法はないかなと改めて見直すことにしました。



とても心配性のKさん。マスクやポケットティッシュ、他にも予備の電池やペンやメモ用紙など常にストックが大量にリュックの中に無造作に入れられていました。



ホームに来た当初は、両手いっぱいの大きなカバン2つでお仕事に行っていました。『もしかしたら』必要になるかもしれない物。ハサミやテープなど部屋にある至るものが入っていた記憶が残っています。 まずは、お仕事に必要なものだけを考えて選んでもらいました。『お仕事に必要のないものは持っていかないようにしましょう。もしハサミやテープが使いたければ帰ってからにしましょう。会社は、お仕事をする場所です』とお伝えをしました。



こだわりや執着が強い方なので受け入れるまでには、かなり時間は掛かりましたが、何度もお伝えすることで少しずつですが、一緒に整理をしてくださいました。(きっと心から納得してくれているということではないと思いますが・・涙)



またKさんの場合は、チラシやパンフレットが大好きでどこかに行っては持って帰ってくるのでリュックとお部屋の中はすぐにたくさんのチラシでいっぱいになります。



初めの頃は、チラシに留まらず不要なレシート1枚1枚の確認が必要でした。こちらがゴミだと思いゴミ箱に捨てようとすると焦ってしまい慌ててゴミ箱から取り出して何度も何度も捨てるべきかの確認をしていました。



レシート一枚であっても、何か他に使う用途があるかもしれない。そのレシートで汚れを拭けるかも知れない。1枚捨てるのに3分くらいは掛かっていたと思います。Kさんにとっては、レシート1枚でも大切なものだという認識があるということなのです。



もちろん、紙1枚だけの話ではなく全てのものに勿体ないというような執着はあったと思います。



先日、一緒にゴミとしてまとめたチラシのゴミ収集所まで持っていくようにお願いしていました。次の日に確認をすると部屋にはなかったのでご本人にも確認をしたところ捨てましたとのお返事。ですが更に後日、Kさんの就労関係者から電話が掛かってきて自宅のチラシをロッカーにパンパンに詰めていることをご存知ですか?とのお話でした。



捨てるはずだったチラシを職場に持っていっていたのです!!正直、驚きましたが今後は捨てるところまで見守らなければと心に誓いました。改めて、それだけKさんにとってチラシは大切なものでご本人の気持ちを汲みながらも溜まってしまったらゴミとして捨てばければならないことを理解してもらえるようにお伝えをしていこうと思いました。



こちらからしたらゴミと思えるようなものでも汚いとかダメというトゲのある言葉を使うのではなく『チラシを捨てないで溜めてしまうとリュックの中がいっぱいになって困っちゃいますよ』などご本人が納得する言い方で伝え続けたり少しずつお話をして何度も掃除を繰り返すことで今では『これはゴミですね』と少しずつですが自ら言ってくれるようになりました。今でも掃除をしながら何かを捨てる時は動きが止まり悩んでしまいますが大きな成長だと感じています。



定期的に確認はしているので今回は、仕分け作業のみで終えることができました。Kさんの必需品や大切なものなどを分けました。

クーポン券やポイントカードも大好きなので使いやすいように収納しました。


新しいリュックも新調しました。オレンジが好き!ということでこちらを選んでくれました。パスケースは落とさないようにチェーンで分かりやすい場所に引っ掛けました。



一先ずは、こちらで試してもらい少しずつ感想を聞きながらアップデートできたらと考えています。今のところは使いやすいと言ってくれていました。久しぶりに中を確認しましたが、こちらの言うことを守りゴミを溜めずに綺麗に使ってくれていたので安心しました。



少しでも日々の生活の負担やストレスを減らして過ごしやすいようにしてもらうことも私たちの役目だと思っております。障害の特性上、整理整頓が苦手なところもありますので煩わしいタスクを減らすことでお仕事やプライベートを充実してもらえたら、こちらも嬉しい限りです^^♪



本日もお読みいただきありがとうございました♪

Comments


bottom of page