嵐の6月
- グループホームすずらん

- 2 日前
- 読了時間: 4分
梅雨の季節が到来したと同時に、
すずらんにまた「謎の感染症」が…。
◯ 熱は上がっても38度前後
◯ 頭痛(人によっては全身痛)・咽頭痛
◯ ピークを過ぎた頃から激しい咳
◯ 声が全く出なくなる
◯ 倦怠感
これがなんと、2週間近く続くのです(涙)。
ホーム内で感染が増加しているのではなく、皆さん外から一人、また一人ともらってくる。そしてスタッフの一人が罹り、なんとその後にまた一人。

実は6月上旬に家庭の事情で花岡が急遽現場を離れ、もう一人の社員も3週間の緊急入院。
そんな最中にスタッフが一人、また一人と…。
どうしたらこの時期を乗り越えられるのだろうかと脳内をフル稼働させた。
そして今回の嵐を乗り越えられたのは、間違いなく
「パートさんたちの底力」(倒れたのが全員社員だった)
「長年培ってきたチーム力」(残された社員の胆力)
「利用者さんたちの協力力」でした。
パズルのピースを埋めるように、パートさんが入ってくださり、社員の仕事もできる範囲で行ってくれました。
「もう10年近くいるんですから、このくらい大丈夫ですよ」と声をかけてくださり、本当にありがたい連携でした。
また利用者の方々は、自分たちのできるお手伝い。
◯ ゴミ出し
◯ ホーム全体で使う洗濯物の取り込み・たたみ
◯ お風呂の声掛け
◯ 自分のことは自分で伝える
など…「やればできるじゃん!!」をまさに体現!!
10人という大所帯。
10年近く一緒にいるスタッフ(社員もパートも含めて)。
それぞれがそれぞれを思い遣り行動して、何とか7月を迎えることができました。
辛いときでもSNSアプリを利用して仕事ができてしまうということが良いか悪いかと問われると、本当に難しいです。
ただ、自分が出勤できなくても少しでも利用者さんが困らないようにと連絡をくれた社員の気持ちは、とてもありがたいとは思いました。
でも本当に「病気なのにゆっくり休めない」という現状は、福祉の仕事を続ける上でとても大きな問題であると、ずっと考えています。
そんな中7月に入り、日建設計PYNTで行われた読書イベント
【「関心(ケア)」から捉え直す身近な人との距離感】で、ゲストの日建設計の中村伸也氏が「ケアは関心を持つこと(相手を透明人間にしないこと)」と話されていました。
当日の図書(書籍)は「ここちよい近さがまちを変える」(エツィオ・マンズィーニ著)でした。
「相手との心地よい距離」で関わるってどんなことか?
そもそも「心地よい距離感」とはどんなものか?
まちづくりや建物づくりの専門集団である日建設計では、ケアに関して私たちのような専門職の人間が出てくる前のフェーズでも、「社会(ご近所など)」で出来ることがあるのではないか、というお話をされていました。
◯ 相手を透明人間にせず(無関心にはならず)対応すること。
◯ 一方通行ではなく、相互通行であること。

ケアという言葉は、どうしても福祉や医療の世界では一方通行になりがち。
「支援者」「被支援者」
そうではなく
「本来、人間同士はその時々で支え合える社会が理想なんですよね」と、中村さんもお話しされていました。
今回のすずらんの大混乱の中でも、出勤できないスタッフは自分の担当の利用者さんについての情報を提示してくれたり、出勤した際にはフォローをしっかり入れたり。
また先ほども書いたように、いつもは「被支援者」である利用者さんたちが「支援者」となり、ホーム全体を助けてくれた。
今回のことは、まさしく「ケア(関心)」がなされた時間だったのだなと、イベントに参加しながら怒涛の6月を振り返りました。
7月に入りスタッフ全員が戻ってきて、またすずらんには通常の活気が戻ってきています。
そして、いつも通りの小さな問題もたくさん発生しております(笑)
「人をケアする」仕事は、スタッフ側の人もケアされる必要があると日々感じています。
7月2日のCOMHCa研修では、真嶋さんや若手社員が中心となり、普段は交流の少ないティーツリーのパートさんたちを交えて、それぞれの抱える事例検討会も行いました。
社員・パートの関係を超えて、相手を思い合える(ケア)できる会社を、この夏も目指していきたいです。
急に暑さが増しております。皆様もどうぞご自愛ください。

(文責:花岡)




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